イタリア人を含める30カ国以上の国籍、130世帯もの家族が占拠している巨大な建造物があることを知ったのは、映画監督パオロ・グラッシーニとの雑談からでした。「大がかりな『占拠』だよ。週末は地下にあるチェントロ・ソチャーレ(反議会政治グループの占拠による社会文化スペース)で、レゲエだの、テクノだの夜通しパーティをやっていることもある」 Continue reading
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テアトロ・ヴァッレ 役者Mario Migliucci
このサイトの初頭あたりで「占拠」の一例として紹介した、イタリアだけでなく海外においても、新しい文化モデルのひとつとして大きな評価を受けたテアトロ・ヴァッレ・オクパート。2014年8月に「占拠」が終わったのち、現在に至るまで、メンバーたちは次なるアクションを模索している最中です。 Continue reading
映画館の「占拠」から生まれた、ローマの夏 、サン・コシマート広場の夜毎のチネマ
ローマでは毎年夏になると、あちらこちらの広場や公園でコンサートやチネマ・アペルト(オープンチネマ)が開かれ、そのイベントの数々は夏の風物詩でもあります。しかし去年あたりからローマ市財政危機のせいか、夏のイベントもぐんと縮小。残念、と思っていたところ、トラステヴェレの広場で、素敵なチネマのフェスティバルが開催されました。 Continue reading
『鉛の時代』:革命家から映画監督へ パオロ・グラッシーニ Ⅱ
自らのそばにいた友人がネオファシストに射殺される、という凄まじい政治闘争の真っ只中を生きた映画監督、パオロ・グラッシーニ。話の節々に、Kakubo(角棒)であるとかGebabo(ゲバ棒)などという特殊な日本語が飛び出して驚かされました。 Continue reading
『鉛の時代』:革命家から映画監督へ パオロ・グラッシーニ Ⅰ
マシンガンのような人物です。とどまることなく言葉が発射され、その言葉を遮るには、強力な防弾ベストが必要でもあります。ローマの70年代、活動家として激動の時代を知り尽くす、映像作家、パオロ・グラッシーニに話を聞きました。 Continue reading
Teatro Valle 情熱のゆくえ
そういうわけで、マテオ・レンツィ首相は、ヴァッレ劇場の文化モデルは認可できないと就任そうそう発表したわけですが、その発言に関するヴァッレの占拠者たちの反応を、 La Repubblica紙が取材しているので、その記事を参考に、以下にまとめておきたいと思います。
占拠が終わるとき
2014年は、カウンターカルチャー支持者にとって、あまり嬉しくないニュースが続いたことを記憶にとどめておかなければなりません。
100% テアトロ・ヴァッレ
占拠ちゅうのヴァッレ劇場では、毎日さまざまな演目、カンファレンス、ワークショップ、コンサートが行われ、Youtubeにも多くのVideoが上がっています。そのうちのいくつかを、ここで共有してみたいと思います。
Teatro Valle Occupato
ヴァッレ劇場の占拠ちゅう、占拠をしているアーティストたちは WEBサイトを作り、占拠の経過、その週の演目や公演会、カンファレンスの予定などを掲載していました。
テアトロ・ヴァッレ占拠中
ローマの中心街、カンポ・ディ・フィオリにほど近い裏通りにあるテアトロ・ヴァッレ(ヴァッレ劇場)は、1700 年代に建設された、ローマで最も古い、格調高くともこじんまりと居心地のいい劇場です。