そういうわけで、マテオ・レンツィ首相は、ヴァッレ劇場の文化モデルは認可できないと就任そうそう発表したわけですが、その発言に関するヴァッレの占拠者たちの反応を、 La Repubblica紙が取材しているので、その記事を参考に、以下にまとめておきたいと思います。
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占拠が終わるとき
2014年は、カウンターカルチャー支持者にとって、あまり嬉しくないニュースが続いたことを記憶にとどめておかなければなりません。
100% テアトロ・ヴァッレ
占拠ちゅうのヴァッレ劇場では、毎日さまざまな演目、カンファレンス、ワークショップ、コンサートが行われ、Youtubeにも多くのVideoが上がっています。そのうちのいくつかを、ここで共有してみたいと思います。
Teatro Valle Occupato
ヴァッレ劇場の占拠ちゅう、占拠をしているアーティストたちは WEBサイトを作り、占拠の経過、その週の演目や公演会、カンファレンスの予定などを掲載していました。
テアトロ・ヴァッレ占拠中
ローマの中心街、カンポ・ディ・フィオリにほど近い裏通りにあるテアトロ・ヴァッレ(ヴァッレ劇場)は、1700 年代に建設された、ローマで最も古い、格調高くともこじんまりと居心地のいい劇場です。
Public Space:公共の空間を占拠するという意思表示
突然ですが、いきなりOccupazione=占拠の話題からはじめます。われわれ日本人にとって『占拠』は、というと、遠い昔の学生闘争を彷彿とするぐらいで、暴力的で騒がしく、不毛で悲劇的な過去の遺物のようにしか思えません(イタリアにおける『占拠』という現象は、このサイトを作成しはじめた頃のわたしにとって、特異なことのように思え、その現象の背景が『鉛の時代』の学生運動にあることを知ってはいても、現代にまで脈々と受け継がれていることには衝撃を受けました。しかし、イタリアの近代をリサーチするうちに、その現象が、イタリアらしいヒューマンなメンタリティから生まれていることを、やがて理解するに至りますー2023年1月追記)。
Manifesto Deep Roma
Passione 「 パッショーネ」、と名づけた小説を出版するにあたり、Deep Rome というタイトルで、Webサイトをはじめることにしました。