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最近、ローマの街角を舞台にしたPassione『パッショーネ』という小説を書いたので( 少し遅れましたがKindleで2016年6月末、iBooksは7月上旬発売予定です!)、そのなかで書き足らなかったあれこれを、Deep Romaと名づけて、解説しながら補完しようと考えたのがきっかけでした。
しかし、ひとつひとつの事象を調べていくうちに、長く暮らしながらも見えなかった現代ローマに横たわる、複雑かつ謎に満ち、なかなか底にたどりつけない諸事情が面白く、あっという間に道に迷ってしまいます。そこで小説とはすこし遠い話題にも突っ込んでいくことになるかもしれませんが、あちらこちらを道草しながら、ローマという街、そして人々の、エトランゼの心を鷲掴みにする魔力の理由に、多方向から迫ってみることにしました。
基本的には、戦後から現代までのイタリア、ローマの出来事や街のことを、自分の足で歩いて、人々と話して、ネットや書籍で調べながら書いてゆくつもりです。また、場合によっては、イタリアのメディアやネットの世界の話題なども、ちらっと覗いてみようと考えています。
さらに、ローマに(あるいはイタリアに)詳しいゲストが書いてくださった署名入りの記事を、掲載する予定でもあります。
たまに飛ばすことはあっても、通常はのらりくらり、ああでもない、こうでもない、とローマの人々にならって、ヘビーなこともなるべく呑気に取り組んでいきたい所存です。
なお、夏と冬の農閑期、ローマの街から人々が「海だ!山だ!旅だ!冒険だ!」といなくなってしまう時期は、特別な出来事のない限り、記事のアップをお休みいたします。
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いったん東京に戻って再び雑誌などの世界で働くも、そのうち動機なく、突発的に渡伊。
当時たまたま巡り合った、お金は全然ないくせに、いつも自信満々で楽しそうな芸術家グループの、ひたすら理屈っぽい会話に妙に心惹かれ、悪戦苦闘でイタリア語を学習する。いつまでたっても難解な、このラテン語派生言語については、現在もなお学習中。
21世紀に突入してからは「EMIYA 市川笑也写真集」「 Keep on Rolling 鮎川誠写真集」(いずれもゲイン刊)のインタビュー記事を担当。そのほか一般の雑誌などで執筆活動を続け、アーティスト、企業家を含む、有名無名のイタリア人を多数インタビューした経験を持つ。
2007年から2010年まで、国立ペルージャ外国人大学、 インターナショナル・リレーション学部の「日本文学」枠で、『戦後日本の広告、カウンターカルチャーに見る日本の風俗と精神の変遷』というテーマで講師を務めた。
No frame、Borderless、Freedomが信条。