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伝説の「ラストタンゴ・イン・パリ」、監督ベルナルド・ベルトルッチは禁忌に触れたのか

イタリア文学界の巨匠、クラウディオ・マグリスの「ミクロコスミ」に続き、同じくマグリスの短編集「クレムスの曲がりくねる時間」を翻訳、出版したばかりの二宮大輔氏、久々の投稿です。公開当時、イタリアではたちまち上映禁止となったベルナルド・ベルトルッチ監督の問題作、「ラストタンゴ・イン・パリ」。主演女優マリア・シュナイダーに生涯つきまとい、現代に至るまで物議を醸し続ける、監督とのエピソードを深掘りした二宮氏の原稿を読みながら、映像美と印象的なサウンドトラックに感銘を受けながらも重苦しい余韻が残る、あのときの気分がみるみるうちに蘇りました。マーロン・ブランドとシュナイダーの扇情的な絡みが1970年代のイタリアのカトリック文化とは相容れず、最高裁まで続いた裁判では映画の破棄が命じられ、プロデューサー、監督をはじめ、主演のマーロン・ブランドまでが、執行猶予付き懲役2ヶ月の実刑を受けています。にもかかわらず、いまなお傑作の誉れ高い「ラストタンゴ・イン・パリ」の、ベルトルッチが現代に遺した袋小路を彷徨っていただければ、と思います。 Continue reading

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