Generated by All in One SEO v5.0.0.1, this is an llms.txt file, used by LLMs to index the site. # Passione ## 投稿 - [『鉛の時代』:「 国家の偽造犯」となった天才贋作者トニ・キッキアレッリとは何者なのか](https://passione-roma.com/『鉛の時代』「-国家の偽造犯」となった天才贋作/) - 時間が形成した廃墟が朽ち果てながら建ち並ぶ 、ローマという街が、それぞれの時代の物語で形成された「物語の集積」 - [「コーザ・ノストラ」とジョヴァンニ・ファルコーネ、史上初のマキシ・プロチェッソ(大裁判)](https://passione-roma.com/「コーザ・ノストラ」とジョヴァンニ・ファルコ/) - 時代とともに変遷を続けるイタリアの「コーザ・ノストラ」は、戦後長い期間、内実を関係者以外に決して漏らさない上、 - [ラッキー・ルチアーノ以降、戦後イタリア「コーザ・ノストラ」の激変と巨万の富](https://passione-roma.com/ラッキー・ルチアーノ以降、戦後イタリア「コー/) - 現代のイタリアにおいては、潜伏中の大ボスが捕まったり、いまだ真相が明らかにならない過去の重大事件の断片が、とき - [『鉛の時代』:その後のイタリアを変えた55日間、時代の深層に刻み込まれたアルド・モーロとその理想 Part2.](https://passione-roma.com/『鉛の時代』その後のイタリアを変えた55日間、-2/) - 次々と届く『赤い旅団』の扇情的な声明、アルド・モーロの明晰でありながら、次第に重く、感情的になっていく手紙にも、政府は一切反応せず「テロリストとの交渉を拒絶」しました。受け入れがたいあまりに過酷なフィナーレに、深い無力感と絶望を打ち消そうとする自己防衛本能が広がり、当時、事件について語る人はほとんどいなかったそうです。 - [「国民投票」: イタリアの司法を巡る憲法改定案に、なぜ市民はNOを突きつけたのか](https://passione-roma.com/「国民投票」-イタリアの司法を巡る憲法改定案に/) - 今回の「国民投票」に関して、なにより注目すべき点は、誰もがあっと驚く58.93%という投票率の高さでしょうか。 - [伝説の「ラストタンゴ・イン・パリ」、監督ベルナルド・ベルトルッチは禁忌に触れたのか](https://passione-roma.com/伝説の「ラストタンゴ・イン・パリ」、監督ベル/) - イタリア文学界の巨匠、クラウディオ・マグリスの「ミクロコスミ」に続き、同じくマグリスの短編集「クレムスの曲がり - [1992~93年、「コーザ・ノストラ」連続重大事件 Ⅱ:パオロ・ボルセリーノの場合](https://passione-roma.com/1992~93年、「コーザ・ノストラ」連続重大事件-ⅱ:/) - ひとりの人間を標的とした暗殺に、前例のない大規模爆弾が使われた「カパーチの虐殺」の衝撃は、イタリア全土を震撼さ - [1992〜93年「コーザ・ノストラ」連続重大事件Ⅲ:フィレンツェ、ミラノ、ローマに拡大した攻撃](https://passione-roma.com/1992〜93年「コーザ・ノストラ」連続重大事件ⅲ:フ/) - イタリアが一気に不安定化しはじめたのは、1992年、史上最大のマキシ・プロチェッソ(マフィア大裁判)を牽引した - [1992~93年、「コーザ・ノストラ」連続重大事件 I:ジョヴァンニ・ファルコーネの場合](https://passione-roma.com/1992~93年、「コーザ・ノストラ」連続重大事件-i/) - 検察官ジョヴァンニ・ファルコーネ、パオロ・ボルセリーノを核とした「プール・アンチマフィア(パレルモ裁判所反マフ - [合法か違法か、既成概念と対峙しながら、街角に大胆にひしめくイタリアのグラフィティとは](https://passione-roma.com/合法か違法か、既成概念と対峙しながら、街角に/) - イタリア文学の珠玉作品を次々と紹介する新進翻訳家、二宮大輔氏、待望の投稿です。翻訳のみならず、イタリアのアンダ - [今だからこそ、あえてシルヴィオ・ベルルスコーニという人物について考察する](https://passione-roma.com/今だからこそ、あえてシルヴィオ・ベルルスコー/) - 政治力という観点からは、もはやその権威は消滅しつつあるように見えたシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相の訃報が流れ - [『鉛の時代』パソリーニ殺人事件の真相と闇:「唯一」の犯人の死](https://passione-roma.com/『鉛の時代』パソリーニ殺人事件の真相と闇/) - 米国CIAとイタリア国家の一部により、戦後画策された『グラディオ作戦』、『フォンターナ広場爆破事件』からはじまった『緊張作戦』に煽られエスカレートした政争で、イタリアを血の色に染めた『鉛の時代』。ピエール・パオロ・パソリーニの無残な死もまた、確実な証拠は上がらなくとも、『緊張作戦』の一環と捉える人々が多く存在します。その事件の真相を知るであろう、パソリーニ殺人の犯人として、たったひとり刑に服した当時17歳の少年、ジュゼッペ(ピーノ)・ペロージが今年7月20日、59歳でひっそりと病死しました。 - [スピンオフ:イタリアのグランド・ロッジ派のフリーメイソン本部を訪ねて](https://passione-roma.com/スピンオフ:イタリアのグランド・ロッジ派のフ/) - イタリアの近代を調べる際、または現代においても、さまざまな重大事件、あるいはマフィア関連報道で、わりと普通に「 - [レトロスペクティブ:戦後イタリア「抽象芸術」の女王、カルラ・アッカルディの100年](https://passione-roma.com/レトロスペクティブ:戦後イタリア「抽象芸術」/) - 今年2024年4月、カルラ・アッカルディ(1924~2014)の100点にのぼる作品をはじめてライブで体験し、 - [マルコ・ベロッキオ監督映画、共有された悲劇としての『Esterno Notte(夜の外側 イタリアを震撼させた55日間)』](https://passione-roma.com/マルコ・ベロッキオ監督映画、共有された悲劇と/) - イタリアでは2022年5月にPart1、6月にPart2が劇場で短期公開、11月に国営放送RaiでTVシリーズ - [『鉛の時代』: 「蛍が消えた」イタリアを駆け抜けた、アルド・モーロとは誰だったのか](https://passione-roma.com/『鉛の時代』-「蛍が消えた」イタリアを駆け抜け/) - 1978年に起こった『アルド・モーロ誘拐・殺害事件』は、イタリアの「ダラス」、あるいは「9.11」として、イタリアの近代史における大きな転換点となった事件と言われます。その事件の重大さを理解するため、アルド・モーロとはいったい誰で、何をしようとしていた人物であったかを、まず知っておきたいと思いました。 - [『鉛の時代』:その後のイタリアを変えた55日間、時代の深層に刻み込まれたアルド・モーロとその理想 Part1.](https://passione-roma.com/『鉛の時代』その後のイタリアを変えた55日間、/) - イタリアのダラス、9.11と言われる『アルド・モーロ事件』が、両者と決定的に違うのは「55日間もの誘拐」、という長期間継続した、理不尽な悲劇に社会全体が巻き込まれ、市民の胸の奥底に、消えることのないトラウマが刻み込まれたことでしょう。 - [『鉛の時代』: イタリアのもっとも長い1日、アルド・モーロが連れ去られ、ブラックホールとなった1978年3月16日とその背景](https://passione-roma.com/『鉛の時代』-イタリアのもっとも長い1日、ブラッ/) - 『キリスト教民主党』のリーダーであるとともに、ローマ大学サピエンツァの教授でもあったアルド・モーロに、「次の卒業論文の採点が最後になりますね。共和国大統領になられたら、大学にはいらっしゃれなくなるでしょうから」と、当時の助教授だったフランチェスコ・トリットが、何気なく話しかけたそうです。するとモーロは「わたしは、大統領にはならないと思うよ。おそらくケネディと同じ最期をたどることになるだろう」と付け加え、トリットをギョッとさせた、というエピソードがあります。 - [欧州選挙:イタリアの勝者は本当にジョルジャ・メローニ率いる『イタリアの同胞』だったのか](https://passione-roma.com/欧州選挙:イタリアの勝者は本当にジョルジャ・/) - 現在日本に帰国しているため、6月8日、9日の欧州議会選挙をライブでは体験することができず、イタリアメディアの報 - [「すべては聖なるもの」: P.P. パソリーニ生誕100年、ローマで開かれた3つの展覧会 Part1.](https://passione-roma.com/「すべては聖なるもの」-p-p-パソリーニ生誕100年、ロ/) - 今年に入って、パソリーニのゆかりの地であるオースティアをはじめ、ローマの各地で展覧会やイベントが開かれていましたが、ひとりの詩人、ひとつのテーマで、ローマ市立美術館(Palzzo delle Esposizioni)、Maxxi(国立現代美術館)、バルベリーニ宮(Barberini Gallerie corsini Nazionale)という、ローマのきわめて重要な美術館で、これほど大がかりな展覧会が開かれるのは異例です。 - [ラッキー・ルチアーノ Part Ⅰ : 「禁酒法」を経て、暗黒街の分岐点となった「コーザ・ノストラ」の誕生](https://passione-roma.com/ラッキー・ルチアーノpart2「禁酒法を経て、暗黒街/) - ニューヨーク、ロウアー・イースト・サイドのストリート。徒党を組んで万引きや窃盗を繰り返していた、イタリア系移民 ラッキー・ルチアーノに関しては、単なるギャング、というよりも、当時の米国に跋扈する、シチリアマフィアの旧態依然としたシステムを一気にイノベーションした、才能溢れる「暗黒街の実業家」と呼ぶ方が相応しいかもしれません。 ニューヨーク、ロウアー・イースト・サイドのストリート。徒党を組んで万引きや窃盗を繰り返していた、イタリア系移民 ラッキー・ルチアーノ - [ラッキー・ルチアーノ PartⅡ: 第2次世界大戦における「アンダーワールド作戦」とそれからのイタリア](https://passione-roma.com/ラッキー・ルチアーノ-partⅱ-第2次世界大戦における/) - Passione 1931年、全米犯罪シンジケートの頂点に「コミッション」と呼ばれる一種の議会を設立し、「コーザ・ノストラ」を誕 第二次世界大戦中、ラッキー・ルチアーノは獄中で米海軍「アンダーワールド作戦」に協力するようになり、その功績が認められ1946年に恩赦。と同時に米国からは追放され、イタリアへと帰還しました。現在でもルチアーノの関与があったか否かの議論が続く、1943年の英米海軍シチリア侵攻に伴うシチリア・マフィアの復活を追っていきます。 - [1900年前後 :「コーザ・ノストラ」黎明期「マーノ・ネーラ(黒い手)」とジョセフ・ペトロシーノ](https://passione-roma.com/1900年前後-「コーザ・ノストラ」黎明期「マーノ・/) - 今から100年以上昔の米国で繰り広げられた、現在「マフィア」と総称される犯罪ネットワークのひとつ、「コーザ・ノ - [スピンオフ:ローマの街に熱烈に歓迎された、ケン・ローチと最新作「オールド・オーク」](https://passione-roma.com/スピンオフ:ローマの街に熱烈に歓迎された、ケ/) - 世界中で尊敬される英国の最重要映画監督のひとり、という認識は当然ありましたが、最新作「The Old Oak( - [1943年:日本での壮絶な2年間を描いたダーチャ・マライーニの新刊「Vita mia(わが人生)」](https://passione-roma.com/1943年:日本での壮絶な2年間を描いたダーチャ・マ/) - 「いつかは書かなければ、と思いながら、その記憶を辿ることが、あまりにも辛く苦しく、途中で何度も休まなければなり - [不滅、シュメール、宇宙を具現した現代アートの呪術師、ジーノ・デ・ドミニチス](https://passione-roma.com/不滅、シュメール、宇宙を具現した現代アートの/) - 「いつもの黒一色のいでたちにアストラカンのコサック帽を被り、夜のローマを歩いているのを目撃した」、といまだに語 - [日本をもうひとつの故郷として愛した、ふたりのイタリア人のこと](https://passione-roma.com/日本をもうひとつの故郷として愛した、ふたりの/) - イタリアの碩学のひとり、クラウディオ・マグリスの記念碑的大作「ミクロコスミ」を翻訳。2022年に出版した、気鋭 - [「すべては聖なるもの」: P.P. パソリーニ生誕100年、ローマで開かれた3つの展覧会 Part2.](https://passione-roma.com/「すべては聖なるもの」-p-p-パソリーニ生誕100年、ロ-2/) - Part1.で紹介したローマ市立美術館の展覧会が、パソリーニを核とした大規模な展示であるのに対し、バルベリーニ - [Covid-19 との共存:ニューノーマルな毎日がはじまったイタリアの第2.2フェーズ](https://passione-roma.com/covid-19-との共存:ニューノーマルな毎日がはじまった/) - 多少の混乱があるかもしれない、という予想に反して、意外にリラックスした雰囲気のなか、教会、美術館、レストラン、バールをはじめ、ほぼすべてのお店が開 き、控えめながらもローマには少しづつ活気が戻りつつあります。万全のウイルス予防対策を講じての、新しいライフスタイルでの再出発です。 - [ジョルジャ・メローニ新政権 : たちまちカオスと化した、イタリアのFar-Right politics](https://passione-roma.com/ジョルジャ・メローニ新政権-たちまちカオスと/) - ジョルジャ・メローニ新政権がまず着手したのは「誰もが一刻も早く」と渇望していた、切迫したインフレから市民を救済する経済政策ではなく、体制には何ひとつ影響を及ぼさない、緊急性のない社会現象を叩き潰そうとする、挑発的な法律の立案、そして2019年の「サルヴィーニ法」を彷彿とする、難民の人々を国内外のプロパガンダに使う残酷な仕打ちでした。 - [参考 : ジョルジャ・メローニ新政権 : 首相の下院議会における初スピーチが示唆するイタリアの方向性](https://passione-roma.com/参考-ジョルジャ・メローニ新政権-首相の下院議/) - 世論調査(DEMOPOLIS)によると、市民の45%がポジティブに、34%がネガティブに捉えたその初スピーチでは、「イタリア」「政府」「われわれの」「ヨーロッパ」「自由」「企業」「国家、あるいは国家の」という言葉が多用され、全体的な表現としては、予想していたよりはソフトに、イタリアの経済の緊急事態が語られましたから、まさか経済政策より先に強権的な法律が次々に提案され、難民の人々の海上封鎖、感染症の大幅緩和、レイブ禁止法などによる混乱が創出されるとは思いませんでした。 - [米国ネバダ州に保管されている(と言われる)ムッソリーニのUfoと、キャビネットRS/33の謎](https://passione-roma.com/米国ネバダ州に保管されている(と言われる)ム/) - 2023年7月のローマは、10日を過ぎたあたりから地獄の番犬「サーベラス(Cerbero)」、および冥界の渡し - [マフィアの起源を探して19世紀、ガリバルディのイタリア統一前後、映画『山猫』のシチリアへ](https://passione-roma.com/マフィアの起源を探して19世紀、ガリバルディのイ/) - 「マフィア」という言葉は、「ピッツァ」や「スパゲッティ」同様、ほぼ世界中に知れ渡るイタリア語のひとつです。もち - [ローマの刑務所レビッビア、塀の中のシェークスピア:ジャンカルロ・ カポッツォーリ](https://passione-roma.com/ローマ、レビッビア刑務所、塀の中のオセロ-giancarlo-capozzoli/) - タヴィアーノ兄弟が2012年、ローマのレビッビア刑務所で撮影したドキュドラマ、「塀の中のジュリアス・シーザー」では、受刑者たちの迫真の演技、全編に流れる生命の躍動に圧倒された。いつかレビッビアの芝居を見たいと思ううち、その念願叶って、たった1日だけ公演された受刑者たちのシェークスピア、「オテロ」を観ることができました。 - [Anni di Piombo 『鉛の時代』序](https://passione-roma.com/anni-di-piombo-『鉛の時代』/) - イタリア国外ではあまり語られることはありませんが、60年代後半から80年代前半にかけてのイタリアは、もはや「市 - [『鉛の時代』 CIAとイタリア軍部秘密諜報組織SIFARの謀略:諸刃の剣グラディオ](https://passione-roma.com/鉛の時代』-ciaとイタリア軍部諜報秘密組織sifarの謀略/) - 多くの無辜の市民の生命を奪い、若者たちの人生を狂わせた、陰謀と流血、虚栄と野望と絶望が渦巻くイタリアの『鉛の時代』。その物語を現在から俯瞰するうちに、先進国と言われる国々に住むわれわれが、かつて『終戦』を迎えた、というのは、実は幻想なのではないのだろうか、という感覚に陥ります。 - [地中海のカタストロフ、静かに聞こえてきたジョルジャ・メローニ政権の不協和音](https://passione-roma.com/地中海のカタストロフ、静かに聞こえてきたジョ/) - 2月26日日曜、イタリアに暮らすわれわれは、凝視できない酷いニュースで目覚めることになりました。事故が起こった - [映画「La scuola cattolicaー善き生徒たち」が描く、ローマのもうひとつの70年代](https://passione-roma.com/映画「la-scuola-cattolicaー善き生徒たち」が描く、ローマのも/) - プリーモ・レーヴィ、クラウディオ・マグリス、とイタリアの深層を描く作家たちの作品を世に問う、気鋭の翻訳家、二宮 - [Manifesto Deep Roma](https://passione-roma.com/deep-roma宣言/) - Passione 「 パッショーネ」、と名づけた小説を出版するにあたり、Deep Rome というタイトルで、 - [極めて右を歩むことを民主主義で決めたイタリアの、限りなく不透明な未来 Part2.](https://passione-roma.com/極めて右を歩むことを民主主義で決めたイタリア-2/) - 今までは当たり前、と、あまり考えることもなく使っていた電気やガスという、現代生活の基盤であるエネルギーが、ウクライナ戦争の勃発とともにみるみる高騰し、われわれはなんと脆弱な世界を生きてきたのだろう」とじわじわと実感する現在、イタリアのの市民、企業の緊急事態に、責任を持って対処できる政府が構築されることを願います。 - [極めて右を歩むことを民主主義で決めたイタリアの、限りなく不透明な未来 Part1.](https://passione-roma.com/極めて右を歩むことを民主主義で決めたイタリア/) - イタリアの戦後から『鉛の時代』に跋扈した極右政党『イタリア社会運動ーMSI』を出自とし、ポストファシスト、ネオファシストと表現され続けた『イタリアの同胞』が、アンチファシズム文化が根強いはずのイタリアで、まさか第1党に躍り出るほどの支持を集めることになるなんて、幻覚のようではあります。 - [真夏の夜の夢、アンダーグラウンドで静かに語り継がれるローマの亡霊伝説 Part2.](https://passione-roma.com/真夏の夜の夢、アンダーグラウンドで静かに語り/) - わたしの周囲の人々の多くは、少なくとも表面上、亡霊や超常現象、あるいはエクソシズム、あるいは降霊術(spiritismo)の話をすると、笑い飛ばす傾向にあります。それはおそらく、弁証法的唯物論を主義とする人々が多くいるからだと思いますが、ひょっとすると、本当に恐ろしがって話さない人々もいるのかもしれず、特にエクソシズムや降霊術の話をすると、「そんな危ない話題に近づくべきではない」と慌てた様子で諭されることすらあります。 - [真夏の夜の夢、アンダーグラウンドで静かに語り継がれるローマの亡霊伝説 Part1.](https://passione-roma.com/真夏の夜の夢、アンダーグラウンドで静かに語り-2/) - 近場の人々数人に、「ローマに蠢く亡霊の話や超常現象の話を、何か知っている?」と尋ねると、そのつど呆れたような顔をされ、「生きている人間のほうがよっぽどオカルトじゃないか。ご覧、現実を。まったくゾッとする世の中だ」と軽くあしらわれることになりました。それでもあまりに暑い倦怠の真夏、巷の諸問題から逃亡し、思い切ってローマの亡霊伝説を追ってみることにします。街角のバールでのおしゃべり気分で、さらっと読んでいただけると嬉しいです。 - [灼けつく砂漠と化したローマで繰り広げられた、マリオ・ドラギ政権崩壊という悲劇](https://passione-roma.com/灼けつく砂漠と化したローマで繰り広げられた、/) - 晴天の霹靂、というのは、まさにこのような出来事のことを言うのだ、と思います。すでに世界中のメディアで、マリオ・ドラギ政権崩壊の詳細が流れましたから、それ以上の多くを語る必要はないと思われますが、ひとつ気になったのは、その記事の多くが、ポピュリズム政党の『5つ星運動』の離反が、最も大きな原因とされていることです。 - [時間、空間を超越して拡大する『ミクロコスミ』、クラウディオ・マグリスの宇宙へ](https://passione-roma.com/時間、空間を超越して拡大する『ミクロコスミ』/) - 国境ーフロンティアを考えるために、まさにタイムリーな読書となりました。『ミクロコスミ』(ミクロの宇宙)は、決してさらっとは読めない、読者に集中を要求する、もしくは考察を強いる一冊です。 - [イタリアが誇る碩学のひとり、クラウディオ・マグリスの代表作『ミクロコスミ』をどう読むか](https://passione-roma.com/イタリアが誇る碩学のひとり、クラウディオ・マ/) - クラウディオ・マグリスの代表作、『ミクロコスミ』を10年を超える月日をかけて翻訳した二宮大輔氏は、イタリア文学、文化に精通する新進の翻訳家。どのように『ミクロコスミ』を読めば、より理解が深まるか、二宮氏にご寄稿いただきました。 - [ローマ:ウクライナ危機の平和解決を主張するのは、現実を見ない夢想家の独善なのか](https://passione-roma.com/ローマ:ウクライナ危機の平和解決を主張するの/) - われわれが暮らす世界には、特定の都市に照準を定められた13000を超す核弾頭が存在するというのに、自分が生活する領域は安全だ、と何の根拠もなく楽観的に思い込んでいました。しかしロシア軍のウクライナ侵攻以降、そんな曖昧な平和の幻想は薄れていき、長らく培ってきた世界、そして欧州への信頼が足下から崩れ落ちそうです。 - [ローマの高校生たちのチネマ・アメリカ占拠から10年、チネマ・トロイージの奇跡](https://passione-roma.com/ローマの高校生たちのチネマ・アメリカ占拠から10/) - ローマはやはり映画の街、人々のチネマに対する愛情は計り知れないものなのだ、と改めて痛感しました。チネマ・アメリカが時代の煽りで廃館を強いられ、取り壊されそうになる寸前、高校生たちが大挙して『占拠』したのは2012年のこと。しかしそれが、最新のテクノロジー装備のモダンでアヴァンギャルドな映画館、チネマ・トロイージにまで発展するとは、正直、考えてもいませんでした。 - [2021 : ダンテ・アリギエーリ没後700年を迎え、ますます人々を夢中にするヴィジョン、永遠の『神曲』](https://passione-roma.com/2021-ダンテ・アリギエーリ没後700年を迎え、ますます/) - Dantedì(ナショナル・ダンテ・デー)の3月25日から、イタリア各地で繰り広げられる数多くのイベントを前に、ネットに上がるさまざまな講義や、女性の視点で描かれた『Le donne di Dante(ダンテの女たち)』という評論を読んで、それらがあまりに面白く、すっかり『神曲』の宇宙に魅了されてしまいました。 - [参考:ピエール・パオロ・パソリーニ 伝説の記事 Io so 「僕は知っている」](https://passione-roma.com/パソリーニ-伝説の記事-『僕は知っている-』-rif/) - パオロ・グラッシーニがインタビューで語った、1974年、12月14日にコリエレ・デラ・セーラ紙に寄稿されたピエ - [『鉛の時代』と「死刑台のメロディ」:米国最悪のサッコとヴァンゼッティ冤罪事件](https://passione-roma.com/米国最悪の冤罪事件と『鉛の時代』/) - ご承知の通り、イタリアも日本同様、第二次世界大戦の敗戦国です。しかし同じ敗戦国であっても、イタリアは世界でも1 - [上院、下院の信任を得て本格始動する、マリオ・ドラギ『大連立新政府』を巡るイタリアン・ラプソディ](https://passione-roma.com/上院、下院の信任を得て本格始動する、マリオ・/) - イタリアの新首相は、量的金融緩和、及びマイナス金利というバズーカを連発して欧州債務危機からユーロを救った、元欧州中央銀行総裁マリオ・ドラギ。前々から「次期大統領」と囁かれていた、イタリアが誇る国際的なビッグネームは、意外とすんなり首相候補を承諾し、約10日間の各党協議を経て、大連立新政府が発足する運びとなりました。 - [パンデミックの渦中、市民の現実からかけ離れて巻き起こった造反、イタリア連立政権クライシス](https://passione-roma.com/パンデミックの渦中、市民の現実からかけ離れて/) - 「イタリアだからね。すべてのことが起こりうるから」という軽口は、平和な時には笑って同調できますが、社会がこれほど深刻な状況にある時に、その不安と緊張に拍車をかける「政権の危機」を企てることは、倫理的に許されますまい。現イタリア連立政府が、極端に不安定な事態になるとはまったく考えておらず、「政治が市民の心理とかけ離れ過ぎている」と全身の力が抜けるような落胆に襲われています。 - [2021年に向かって、なおいっそう閉じられたローマの街を照らし、瞬くクリスマスの光、ベツレヘムの星](https://passione-roma.com/2021年に向かって、なおいっそう閉じられたローマ/) - 厳しいロックダウンでクリスマス・シーズンを迎えたローマの今年は、身体的な移動はきわめて狭い範囲に限られましたが、今まで体験したことのない動揺や現実離れした恐怖、悲しみ、安堵、共感、再び恐怖、と目まぐるしく気持ちが動いた1年でもあった。なにより、予測できないあらゆるすべてのことが、世界規模で起こりうる可能性は、実は100%なのだ、という、あたりまえのようでも、驚くべき現実を実感することにもなりました。 - [Covid-19第2波のまっただ中、いまだかつてないクリスマスシーズンを迎えて、ストイックに閉じられたイタリア](https://passione-roma.com/covid-19第2波のまっただ中、いまだかつてないクリスマ/) - Covid-19第2波まっただなかにある現在のイタリアでは、あの頃イタリア中のベランダに響き渡った、共に励まし合う歌声や、窓辺に飾られた医療関係者への感謝の言葉を、ほとんど見かけることがなくなりました。未知のウイルスは、以前と変わらず一瞬たりとも気の抜けない恐ろしい脅威ではありながら、もはやわれわれの日常の一部になったということでしょうか。 - [4世紀の忘却から甦り、瞬く間に称賛の的となった、女流画家アルテミジア・ジェンティレスキ](https://passione-roma.com/4世紀の忘却から甦り、瞬く間に称賛の的となった/) - いまや世界中で人気のバロック初期の女流画家をテーマにした『アルテミジア・ジェンティレスキー戦士の画家』日本語版が、Amazonプライムで11月25日から配信されます。尊厳を深く傷つけられ、人々の好奇の目に晒されたスキャンダルを乗り越え、画家として生き抜いたアルテミジアは、カラヴァッジョ派の中でもひときわダイナミックな、珠玉の作品を多く残しました。 - [イタリアの『緊急事態宣言』延長と、945人から600人への議員削減にYESと答えた国民投票](https://passione-roma.com/イタリアの『緊急事態宣言』延長と、945人から600人/) - 欧州で再び猛威を振るいはじめたCovid-19への不安が高まるなか、9月20日、21日に6つの『州選挙』とともに開催された『国民投票』は、事前の議論がいまひとつ盛り上がらなかったように思います。それでも最終的な投票率は、全国で53.84%(コリエレ・デッラ・セーラ紙)とまずまずの数字となりました。 - [ローマ、パニスペルナ通り90番地から『マンハッタン計画』へ、そしてエットレ・マヨラーナのこと](https://passione-roma.com/ローマ、パニスペルナ通り90番地から『マンハッタ/) - わたしたち日本人の記憶に、消えない傷として刻み込れたふたつの原子爆弾のルーツに、パニスペルナ通り90番地が深く関わっていることを知ったのは、ローマに暮らすようになってからでした。その後原子炉に発展する、ウラン原子核に低速中性子を照射して核分裂の連鎖反応を起こし、世界ではじめて、きわめて強い放射性同位元素(放射能)の観測に成功したのは、このパニスペルナ通り存在した『ローマ大学原子核物理学インスティチュート』です。 - [ローマから全国へ、クリアなヴィジョンと行動力で未来を構築するScomodoの若者たち](https://passione-roma.com/ローマから全国へ、クリアなヴィジョンと行動力/) - ローマの高校生、大学生たちが、資金集めから取材、編集、印刷、出版、配布まで、すべてをオーガナイズする『Scomodo(スコモド)』は、その鋭い視点と丁寧な分析で、プロのジャーナリストたちも賛辞を送る紙媒体月刊誌です。創刊から4年、そのプロフェッショナルな姿勢に主要各紙が注目し続けるという活躍ぶりとなりました。 - [活気が戻ったイタリアの街角で、Covid-19と共存しながら想うアンティファシズムのこと](https://passione-roma.com/活気が戻ったイタリアの街角で、covid-19と共存しなが/) - どこか掴みどころがない未来にもやもやしながらも、ローマの街は少しづつ日常を取り戻しつつあります。生活圏となっている地域ではバールやレストランの屋外テーブルに、まったく空席がないほどの賑やかさです。また米国発の#BlackLivesMatterムーブメントを先駆けに、広場にも見慣れた政治集会が戻ってきました。 - [イタリアの春、Covid-19と共存する未知の世界へ : Build Back Better](https://passione-roma.com/イタリアの春、covid-19と共存する未知の世界へ-build-back-better/) - イタリアで予告されていた5月4日からのロックダウンの解除は、一斉に!というわけではなく、しばらくの間は慎重に、各企業、商店の種類によって段階的に解除されることになります。眩いばかりの陽光が窓からなだれこむ、いますぐにでも出かけたくなる季節、われわれは人生はじまって以来「ウイルスとの共存」という未知の春を迎えました。 - [夜明けを待ちわびるイタリアの暗く、長い新型コロナの夜:We Shall Overcome](https://passione-roma.com/夜明けを待ちわびるイタリアの暗く、長い新型コ/) - 爆弾が飛び交っているわけではありませんが、見えない敵との厳しい戦争が続いています。毎日18時のプレスで発表されるその日のCovid-19の感染者の総数、犠牲になった方々、新しい感染者の、安定はしはじめてもなかなか好転しないデータに直面するたび、重く、張り詰めた気持ちになる。 - [2020.2.20 前触れなく訪れた新型コロナウイルスの拡大、ファイト、イタリア!](https://passione-roma.com/2020-2-20-前触れなく訪れた新型コロナウイルスの拡大、/) - 2月21日の朝突然、ロンバルディア州のコドーニョ市で、38歳の新型肺炎患者が見つかったというニュースが駆け巡ったかと思うと、その後とどまることなく感染者が増え続け、たったの2週間で、イタリアの日常はガラリと変わってしまいました。 - [『イワシ運動』効果が炸裂、投票率が倍になった州知事選とそれからのイタリア](https://passione-roma.com/『イワシ運動』効果が炸裂、投票率が倍になった/) - 1月26日に開催されたエミリア・ロマーニャ州知事選挙は、67.67%(!)という、まるで国政選挙を思わせる投票率となり、2014年に行われた前回の州選挙に比較して、約2倍の数字を記録。今やイタリア全土を席巻する市民ムーブメント『6000サルディーネ=イワシ運動』が、この選挙に大きく貢献したことは言うまでもないでしょう。 - [誕生1ヶ月で、ローマ:サン・ジョヴァンニ広場を満杯にしたイワシ運動『100000サルディーネ』](https://passione-roma.com/誕生1ヶ月で、ローマ:サン・ジョヴァンニ広場を/) - ボローニャの広場からはじまって、たった1ヶ月でローマに10万人を集めるまでに急成長した市民ムーブメントを発案したのは、エミリア・ロマーニャの青年たちとイタリア全国の仲間たち。前項「瞬く間にイタリア中に押し寄せたアンチサルヴィーニの魚たち『6000サルディーネ』の続編です。 - [『フォンターナ広場爆破事件』から50年、『鉛の時代』がイタリアに遺したもの](https://passione-roma.com/『フォンターナ広場爆破事件』から50年、『鉛の時/) - 社会に渦巻いた憎悪、恐怖と不信。15年間で377人の犠牲者を出すに至った、イタリアの『鉛の時代』の原点、『フォンターナ広場爆破事件』は、2019年12月12日に50年のメモリアルを迎えました。『鉛の時代』に打ちのめされたイタリアの『革命』の魂は、時代とともに形を変え、生き延びたのではないかと考えるようになりました。 - [瞬く間にイタリア中に押し寄せた、アンチサルヴィーニの魚たち『6000サルディーネ』](https://passione-roma.com/瞬く間にイタリア中に押し寄せた、アンチサルヴ/) - 『イタリア民主党ーPD』と『5つ星運動』の連立政府は、双方がどうも噛み合わず、そうこうするうちに極右勢力が勢いを取り戻し、このままひょっとしたら総選挙に突入して政権を奪還されるのでは? とドキドキしはじめたところだった。そんな時、爆発的な勢いで大群をなして現れたのが『6000サルディーネ』たちだったのです。 - [貧しき者たちに寄り添い、『インテグラルなエコロジー』を世界に訴えるフランシスコ教皇](https://passione-roma.com/貧しき者たちに寄り添い、『インテグラルなエコ/) - なにより深く感銘を受けるのは「貧しき者たちによる、貧しき者たちのための教会を」と、社会で最も弱い立場にある人々に、フランシスコ教皇が常に寄り添い、消費主義=『廃棄文化』に誘発された環境破壊と気候変動が、社会、ひいては世界の均衡を大きく崩していることを、たびたびご指摘なさることです。 - [極右政党『同盟』が政府から消えて40日、『グリーン:環境』が主人公となったイタリア](https://passione-roma.com/極右政党『同盟』が政府から消えて40日、『グリー/) - 夏真っ盛りの政治混乱で、(元)内務大臣マテオ・サルヴィーニ率いる極右政党『同盟』が、あれよあれよという間に政権から放り出されて40日が過ぎ去りました。油断は常に禁物ですが、サルヴィーニが内務大臣だった14ヶ月、世間に膨張しつつあった攻撃的で非人間的な険悪ムードはずいぶん和らいだように感じます。 - [マテオ・サルヴィーニのオウンゴール!『5つ星運動』と『民主党』、ついに連立](https://passione-roma.com/マテオ・サルヴィーニのオウンゴール!『5つ星運/) - 8月29日、マッタレッラ大統領がジュゼッペ・コンテ首相を招聘し、新政府の組閣を依頼。『5つ星運動』とイタリア民主党ーPDによる連立政府が誕生することになりました。サルヴィーニが引き金となった『政権の危機』はオウンゴールに終わり、苦い真夏の思い出となって、やっと収束します。 - [イタリアの灼熱:『5つ星運動』を裏切り、総選挙に疾走する『同盟』サルヴィーニの行方](https://passione-roma.com/イタリアの灼熱:『5つ星運動』を裏切り、総選挙/) - 8月7日、マテオ・サルヴィーニはジュウゼッペ・コンテ首相を単独で訪れ、『5つ星運動』が擁立する3人の大臣をただちに解雇、さもなくばいますぐ総選挙という切迫した要求を突きつけた。当初は「口先造反」とも見なされましたが、あっという間にに緊張が高まり、まさかの8月にイタリアは『政権の危機』を迎えることになりました。 - [ロシアより愛を込めて:イタリアン『ロシアゲート』の勃発で、いよいよホットな2019年夏](https://passione-roma.com/ロシアより愛を込めてイタリアン『ロシアゲート/) - マテオ・サルヴィーニ副大臣及び内務大臣が率いる『同盟』への、ロシアからの政治献金を示唆する盗聴音声が、米BuzzFeedのサイトで公開された瞬間は、正直、特に驚きもしませんでした。というのも何ヶ月も前からレスプレッソ誌が『同盟』に流れるルーブルの可能性を、微に入り細に入り執拗に追っていたからです。 - [難民の人々の受け入れを拒絶して、すべての港を閉じた1年:イタリアの何が変わったのか](https://passione-roma.com/難民の人々の受け入れを拒絶して、すべての港を/) - マテオ・サルヴィーニ副首相及び内務大臣は2018年6月、衝撃的にイタリアの全港を閉鎖。粗末なゴムボートに乗せられて地中海漂流する難民の人々を救助してきた多くのNGO船の「生命を護る勇敢な救援者たち」という評価を打ち砕き、「海の悪質タクシー:難民ビジネスとつるむ犯罪者たち」という濡れ衣を着せて1年の月日が過ぎました。 - [2019欧州選挙と、窮地に陥ったローマの巨大占拠スペースSpin Time Labsを救ったヴァチカン](https://passione-roma.com/2019欧州選挙と、窮地に陥ったローマの巨大占拠ス/) - 新しい動きが次々に生まれるローマの重要なカウンターカルチャーシーンのひとつ、Spin Time Labs。イタリア人をはじめ、450人、18カ国の人々が占拠する、その巨大占拠スペースの電源が突然切断され、灯りなく、水道も機能しない、という窮地に陥ったのは5月6日のことでした。 - [『アートはそもそもフェミニンである』アート界の常識を覆す未来へと向かうローマの女性たち: FEMME](https://passione-roma.com/『アートはそもそもフェミニンである』アート界/) - アーティストたちを含め、アートに関わる女性美術評論家、作家、キュレーター、哲学者、学者たちが参加する『FEMME』が、今年、ARTE [EVENTUALMENTE] FEMMINILE (場合によってはフェミニンなアート)を上梓。アートにおけるジェンダーの常識を覆す野心的なアプローチで、大きな存在感と未来への指針を示しました。 - [子供たちの叛乱:ラミィ、アダム、シモーネ、そしてローマにやってきたグレタ・トゥーンベリ旋風](https://passione-roma.com/子供たちの叛乱:ラミィ、アダム、シモーネ、そ/) - イタリアの、そして世界の権威ある大人たちが、謀略や政争やつじつま合わせに夢中になっている間に、未来の大人たち、つまり子供たちは、ロジカルで冷徹な視線で世界を見つめ、「こんなことはおかしいんじゃないか」と声をあげはじめています。 - [ロシア、米国、中国、欧州連合:列強入り乱れるイタリアと『世界家族会議』](https://passione-roma.com/ロシア、米国、中国、欧州連合:列強入り乱れる/) - 『一帯一路』における中伊経済(政治)合意の覚書に調印するため、ローマに中国首席が訪れ、それから1週間もせぬうちに、『世界家族会議』が開催されるという3月のイタリアが、いつのまにか世界の縮図のような状況になっていることに驚くことになりました。5月の欧州議会選挙を控え、騒がしい日々が続くイタリアですが、中国主席訪問と『世界家族会議』は全然関係ないようでも、全体を俯瞰してみるなら、緊張をはらむ国際政治・経済ストラテジーが、ぼんやりと浮かび上がってくるように思います。 - [ミラノの大規模アンチレイシズムデモと、ローマのエスニック地区カーニヴァル](https://passione-roma.com/ミラノの大規模アンチレイシズムデモと、ローマ/) - 25万人もの市民を集めたアンチレイシストデモが3月2日、ミラノで大々的に開催されました。イタリア全国でアンチレイシズムの機運がますます高まるなか、その状況を考察。ローマのエスニック地区で開かれた、子供や大人たちが思い思いのコスプレで仲良く参加した、ローカルで温かい『すべての色のカーニヴァル』マーチを追いました。 - [アートと人が躍動し、増殖する"マイエウティカ" ローマ市営美術館:MACRO ASILO](https://passione-roma.com/アートと人が躍動し、増殖するマイエウティカ/) - ローマの宝石とも言われる繊細な佇まいの市営美術館MACROが、実験スペースMACRO ASILOとなって4ヶ月。有名アーティストによる、いわゆる通常の『展覧会』は一切開催されていないのに、いつ行っても最先端を走るアート作品、パフォーマンス、そしてアーティストたちとの贅沢な出会いがある。しかも『無料』という気前よさです。 - [難民の人々を巡る混乱とプロパガンダ戦、2019年イタリア、そして欧州はどこへ向かうのか](https://passione-roma.com/難民の人々を巡る混乱とプロパガンダ戦、2019年イ/) - 5月の欧州選挙が近づくにつれ、過度にショー・アップされた『同盟』、やや控えめな『5つ星運動』によるプロパガンダの応酬で、イタリアの社会は過激な混乱に傾いている。さらに、政府が醸すファッショな空気に断固対抗するアンチファシズムのムーブメントもいよいよ活発化、野党議員をはじめ、さまざまな市民運動、アソシエーション、NGOネットワークの結束が広がり、社会の分断は広がりつつあります。 - [ナチ・ファシストからイタリアを解放、戦後の民主主義を担ったパルチザンたち:A.N.P.I.と現在](https://passione-roma.com/ナチ・ファシストからイタリアを解放、戦後の民/) - 熾烈な武装レジスタンスを繰り広げた、パルチザンの魂を現代に営々と受け継ぐ、全国パルチザン協会 A.N.P.Iのローマ本部に伺い、お話を聞きました。A.N.P.Iは終戦から現在まで留まることなく、アンチファシスト運動の核として重要な活動を続ける大御所。ローマでは、続々と新世代のパルチザンたちが誕生しはじめています。 - [ローマ・チッタ・アペルタ:『無防備都市』、難民の人々を巡る終わらないレジスタンス](https://passione-roma.com/ローマ・チッタ・アペルタ『無防備都市』、難民/) - ローマのアンチファたちのレジスタンスが、だんだんに活発になる気配を感じます。サルヴィーニ法案に反対する、Baobab Experienceのボランティアの人々を中心に、たくさんのアンチレイシズムの人権グループが主催したメガデモに、10万人とも言われる人々が集まり、平和的に、しかし猛然と反旗を翻しました。 - [永遠の都ローマの著しい荒廃は、本当に市長ヴィルジニア・ラッジのせいなのか](https://passione-roma.com/永遠の都ローマの著しい荒廃は、本当に市長ヴィ/) - 10月27日、ローマ市庁舎のあるカンピドリオ広場で、2万人を超える人々がシット・インを敢行。毎日のように起こるバス、地下鉄の故障と遅延、終わりが見えないゴミ問題、道路や広場などのローマの公共スペースのインフラは改善されるどころか、日に日に劣悪になる状況に、ついに市民たちの堪忍袋の緒が切れることになりました。 - [『同盟』『五つ星運動』イタリア第3共和国、忍び寄るファシズムの悪夢](https://passione-roma.com/『同盟』『五つ星運動』イタリア第3共和国、忍び/) - ここ数週間のうちに、次々に人種差別的なニュースが駆け巡り、『極右化』というよりは、古典的なイタリアン・ファシズムはこのようにはじまったのか、とタイムスリップをしているような気分にも襲われます。まるで、かつてユダヤの人々に向けられた謂れなき憎悪と同様の感情が、巧みな誘導プロパガンダを経て、移民、難民である外国人、特にアフリカ、そしてイスラム圏の人々に向けられようとしているかのようです。 - [『鉛の時代』拳銃とパンと薔薇、’77ムーブメントと『赤い旅団』](https://passione-roma.com/『鉛の時代』拳銃とパンと薔薇、77ムーブメント/) - 連綿と続くテロ事件、オイルショック以降、極端に落ち込んだ経済、2桁のインフレ、ロッキード事件と、不穏に満ちた70年代を過ごした若者たちの革命マグマは、77年に『市民戦争』と呼べるほどまでに過激化、遂に爆発することになります。グラディオ下のイタリアが、緊張作戦(Strategia della tensione)の真っ只中にあった時代です。 - [2018 イタリアの不穏な8月:フィアット、モランディ橋の崩壊、そして難民の人々](https://passione-roma.com/2018-イタリアの不穏な8月フィアット、モランディ橋/) - いつもはたいした事件も起こらないイタリアのヴァカンス期、今年はジェノヴァの『モランディ橋』の崩壊、という大事故が起こったせいで、その倦怠に多少の緊張感が漂っています。さらに感じるのは、欧州極右勢力のホープと見なされる、『同盟』マテオ・サルヴィーニの派手なスタンド・プレイに、極右グループが調子づいていることでしょうか。それに伴い対抗するアンチファシストのグループも活動を活発化しています。イタリアの8月を振り返って見ました。 - [『鉛の時代』国家の心臓部へとターゲットを変えた『赤い旅団』と謀略のメカニズム](https://passione-roma.com/『鉛の時代』国家の心臓部へとターゲットを変え/) - 昔『イタリア共産党』、今『5つ星運動』と、市民が一丸となり、既存の政治にNOを突きつけるという有り様は、大戦中のアンチファシスト・パルチザンを経て60~70年代に育まれ、現在に至るまでイタリア市民に根づく『反骨精神』とも言えます。多数の司法官、政治家、ジャーナリストが暴き続ける、かつて世界を震撼させたイタリアのテログループ『赤い旅団』の背景に存在した国際諜報、NATO、イタリア国家軍部諜報による『謀略』のメカニズムに迫りました。 - [命がけで訪れる難民の人々の目前で、すべての港を閉じたイタリアの6月](https://passione-roma.com/すべての港を閉じたイタリアの6月/) - 『同盟』のマテオ・サルヴィーニ内務大臣が就任早々、「合法でない移民、難民はすべて自国へ帰ってもらうことにする」という爆弾宣言をし、「選挙戦でのプロパガンダならともかく、内務大臣がそのような、非現実的な発言をすべきではない」と批判されていた矢先の6月10日、現実に難民の人々を乗せたNGOの船『アクアリアス』上陸の、まさかの拒絶を大臣が行使。イタリア全国の港でNGOの船が拒否されることになり、大きな衝撃が走りました。 - [イタリア音楽シーンに革命を起こすピニェートのオーソリティ: ルカ・コッレピッコロ](https://passione-roma.com/イタリア音楽シーンに革命を起こすピニェートの/) - イタリアの音楽シーンに影響を与え続けるローマのアンダーグラウンド・ミュージックのメッカ、ピニェートのオーソリティ、ルカ・コッレピッコロにCantautore (カンタウトーレ=シンガーソング・ライター)について、あれこれ話を聞きました。イタリアにおける伝統的なカンタウトーレというカテゴリーは、音楽シーンだけではなく、その時代を生きる若者たちの生き方そのものに影響を与える『オピニオン・リーダー』的な存在でもあります。 - [イタリア二大ポピュリズム、『五つ星運動』と『同盟』が連帯、ついに組閣?](https://passione-roma.com/イタリア二大ポピュリズム、『五つ星運動』と『/) - 朝と夜ではコロッと報道が変わり、昨日の出来事が昔話のように懐かしく語られる、という未知の時間が流れるウルトラカオスなイタリアに、ついに欧州初の『ポピュリズム政権』が樹立する可能性が高くなってきました。5月7日、イタリア共和国大統領セルジォ・マッタレッラは、どうにも収拾がつかない、この政治パニックに終止符を打つべく、「大統領の人選による組閣で、政治的中立『暫定政権』を樹立するか、その政府が信任されない場合は早期に『再選挙』を実施するか」各政党に迫った。そのギリギリの土壇場で、急遽『5つ星運動』と『同盟ーレーガ』が組閣交渉を開始、嵐のように政局が動くことになりました。 - [山場を迎えたイタリアの組閣:『5つ星運動』は他勢力との連帯に成功するのか](https://passione-roma.com/山場を迎えたイタリアの組閣:『五つ星運動』は/) - イタリア国内の政治地図を塗り替えた3月4日の総選挙の後、もはや50日もの膠着状態が続いたイタリアの組閣が、マッタレッラ大統領の采配で、大詰めに近づく気配は、なんとなく漂っています。過半数に満たない第1党『5つ星運動』が、他勢力とのドイツ式の契約連帯による組閣を模索し続けてはいても、あちらを立てればこちらが立たず、次から次に情報が錯綜し、何がどうなっているのか混乱が続いています。 - [『鉛の時代』 イタリアの知の集積 フェルトリネッリ出版と『赤い旅団』の深い関係](https://passione-roma.com/『鉛の時代』-イタリアの知の集積-フェルトリネッ/) - 1970年、急激に存在感を増した、その『赤い旅団』に興味を持って近づいてきたのが、70年当時、武装パルチザングループ『GAP』を結成した、現在、イタリア各都市に大型書店を展開するフェルトリネッリ出版の創始者、ジャンジャコモ・フェルトリネッリでした。フェルトリネッリは当時、学生や労働者たちに、過激な革命思想を吹き込むインテリとされ、長きに渡り、イタリア当局にマークされる人物でした。 - [機が熟すとき: 『鉛の時代』の幕開け、そして『赤い旅団』誕生の背景](https://passione-roma.com/機が熟すとき『鉛の時代』の幕開け/) - イタリアの70年代、『鉛の時代』へと遡るうちに底なしの闇に迷い込み、「このまま先に進むことで何かが見えて来るのだろうか」、そして「これらは果たして本当のことだろうか、もし本当なら、こんなことが許されるのか」という不信感が交互に湧き上がり、なかなか踏み込んでいけなかったのが、欧州最大の極左テログループ『赤い旅団』にまつわるエピソードでした。 - [2018年 3月 どうなる イタリアの春 : 雪と選挙と『五つ星運動』 ](https://passione-roma.com/2018年-3月-どうなる-イタリアの春-雪と選挙と『五つ星/) - 2月末から欧州中に吹き荒れたシベリア寒風ブリアンが、地中海沿岸地域の南国をも掠めて大雪となり、雪慣れしていないイタリアは、鉄道も高速道路も乱れに乱れ、大騒ぎになりました。そんな氷点下週間が過ぎ去ったのち行われた『イタリア総選挙』で、今度はイタリア全国が大激震に襲われた。現政権PD、民主党が大敗、単独政党として市民運動『5つ星運動』がイタリアの第一勢力となりました。それでも絶対数が足りず、組閣できないイタリアのハング・パーラメントを追います。 - [クリスマス・シーズンに可決した人生最期の『自由』に関する法律:Biotestamento](https://passione-roma.com/クリスマス・シーズンに可決した人生最期の『自/) - 本人の意志を何より尊重するとしても、昨今の医療テクノロジーの発展で、本人の意志に関係なく、延命治療が可能になる場合があることで、『死』というものがより複雑になりました。その問題を整理したのが、今回イタリアで可決されたBiotestamentoという法律と言えるでしょう。 - [11月25日 ローマの広場:女たちの終わらない闘い We Together](https://passione-roma.com/11月25日-ローマの広場:女たちの終わらない闘い-we-together/) - 11月25日は、国連が1999年に定めた『女性への暴力に反対するメモリアルデー』です。世界各国の女性たちがストリートに飛び出して、DV、レイプ、ストーキングなど、近年いよいよ増加の傾向にある『女性への暴力」に断固、NOを突きつけ、それぞれの社会における女性やトランスたちへの、不当な待遇や不条理な性差別も含めて、We Toghetherと、共に闘う覚悟を確認する日でもある。 - [『AFMV』で遂に銀幕へ、イタリアのWebを席捲する The Jackal](https://passione-roma.com/『afmv』で遂に銀幕へ、イタリアのwebを席捲する-the-jackal/) - Youtubeに膨大にアップされたWebビデオシリーズで、絶大なる人気を誇るナポリのインディフィルムメーカー、The Jackal。『Lost in Google』、ナポリマフィア『カモッラ』を描いた『ゴモッラ』のパロディシリーズetcで、あれよあれよという間にメジャーに食い込み、遂に劇場映画を制作、現在絶賛上映中です。 - [ローマのイスラム教と欧州一のグランド・モスク Grande Moschea](https://passione-roma.com/ローマのイスラム教と欧州一のグランド・モスク-g/) - 最近、多くの移民、難民の人々が訪れ、イスラム文化の存在感が日に日に増すローマ。前々から一度は訪問したい、と思っていたローマ北部にあるグランド・モスクを訪ねました。このモスクはイタリアの国家に認定された、欧州最大の規模を誇るポストモダン建築のモスク。毎週土曜日の朝、イスラム教徒ではない人々のためにも解放されています。 - [イタリア中道左派政党連合、「オリーブの木」L’Ulivoとは](https://passione-roma.com/イタリア中道左派政党連合、「オリーブの木」/) - イタリアの「オリーブの木」- L’Ulivo(ルリーボ)とはどんな政党連合だったのか、その概略を軽く追ってみようと思います。ルリーボは、イタリアにとってはまだまだ記憶に新しい中道左派の政党連合です。 - [2017 ローマ 灼熱の夏:Vacanza Movida 水騒動 etc.](https://passione-roma.com/2017-ローマ-灼熱の夏:vacanza-movida-水騒動-etc/) - 日本も暑い毎日が続いているようですが、今年のイタリアは6月中旬から35℃に達するという例年にない灼熱の日々が続いています。8月初旬には熱嵐『ルシフェル』の急襲で、40℃超え!という砂漠予報が続いているにも関わらず、今年はローマの中心街、どこを歩いても、昼も夜も人があふれている、という印象です。 - [人が暮らすローマの現代美術館 : Matropoliz-MAAM それから](https://passione-roma.com/人が暮らすローマの現代美術館-matropoliz-maam-それから/) - このサイトで、以前紹介したローマ郊外の『人が暮らす現代美術館 Metropoliz-MAAM』が5周年を迎えました。開館と同時に国内外のアーティストたち、美術批評家やアート通、アート通でない市民の間で『世界で最もクールな美術館!』と絶賛され、その名声は瞬く間に広まり、遂にはローマ市政のハートをもギュッと掴んだ。 - [巡る世界を創る女性アーティスト・デュオ:グロッシ・マリオーニ](https://passione-roma.com/巡る世界を創る女性アーティスト・デュオ-grossi-maglioni/) - 日本における、女性たちの個性と自由を阻む社会環境と偏見もさることながら、少しは改善したとはいえ、イタリアにおける女性たちを取り巻く社会のあり方もかなり苛酷。幼い子供を育てながら、刻々と流動するインスタレーションをプロジェクト、まさに「現代社会をコンセプチュアルに表現した」フェミニストでもある、ふたりの新進女性アーティスト、Vera Maglioni (ヴェッラ・マリオーニ:左)、Francesca Grossi (フランチェスカ・グロッシ:右)のワークショップに参加、話を聞きました。 - [スパドリーニ広場の難民の人々と支援団体Baobab](https://passione-roma.com/スパドリーニ広場の難民の人々と支援団体baobab/) - テルミニ駅に続きローマで2番めに大きなティブルティーナ駅。近代的なその駅の、ガランと人通りの少ない東出口にあるスパドリーニ広場が、ここ数ヶ月間、自発的に形成された市民ボランティア難民サポートグループBaobab (バオバブ)の、緊急難民支援センターとなっています。主要各紙も報道する彼らのきめ細かい支援活動を追いました。 - [EXCLUSIVE!遂に日本上陸 FUZZ ORCHESTRA:ファズ・オーケストラ](https://passione-roma.com/exclusive!遂に日本上陸-fuzz-orchestra/) - FUZZ ORCHESTRA(ファズ・オーケストラ)の行くところ、唸りのような人の群れ、エネルギーが充満し、場の温度が3℃は軽く上昇する。イタリアのインディ・シーンでは、もはや知らない人はいないFUZZ ORCHESTRAが、2017年桜咲く3月、初のジャパンツアーを敢行します。 - [ローマのユダヤ人と難民の人々 : Shoah ショーア](https://passione-roma.com/ローマのユダヤ人と難民の人々-shoah/) - イタリアでは毎年、1月27日が近づくと、新聞、テレビをはじめとするマスメディアから、いまや高齢となられたアウシュビッツの生還者の方々の証言やエピソード、絶望、拷問、無造作に積み上げられた亡骸の山、と直視することがきわめて困難な、衝撃的な映像や写真が繰り返し流れてくる。しかしそれらはまた、ひとたび常軌を逸すると、狂気と残忍が日常となりうる人間の底なしの闇を、嫌というほど再確認することができる貴重な記録です。 - [イタリア映画の新しいアイデンティティ](https://passione-roma.com/イタリア映画の新しいアイデンティティ/) - 社会の鏡として映画を見るということ。映画とは視覚的な表現であるがゆえに、たとえ歴史ものであってもSFであっても、作品の中にはそれが撮影された時代と場所のエッセンスが、たっぷりと映り込んでいる。それを感じ取り自分の中で消化していくのが映画の目的だと思っている。その観点に立つと、近年のイタリア映画は非常に興味深い。 - [イタリア現代詩の神話、詩人ヴァレンティーノ・ザイケン:ロングインタビュー](https://passione-roma.com/イタリア現代詩の神話、詩人ヴァレンティーノ・/) - ヴァレンティーノ・ザイケンは、イタリアの現代詩における重要な詩人のひとり、と同時にUn personaggio - [イタリア憲法改革・国民投票: Referendum(レフェレンドゥム)](https://passione-roma.com/イタリア憲法改革・国民投票-referendum/) - いよいよイタリア共和国憲法の改革を問う『国民投票』の日を迎えました。イタリアのマスメディアは、過熱するだけ過熱し、フィナンシャル・タイムズやウォールストリート・ジャーナルなどのグローバル経済各紙も、今回のイタリア国民投票の結果が、イタリアのみならず、欧州、そして世界に及ぼす影響を分析。 - [市民が撮るソーシャル・ムービー :リアクション・ローマ](https://passione-roma.com/市民が撮るソーシャル・ムービー-:リアクション/) - MACRO Factoryにインスタレーションされているのは、ローマの住民たちの目が捉えたリアルなローマの風景、そして今現在、街にじわりと漂う空気感。人々が自らの周囲の風景をモバイルやカメラを使って撮影したムービーが再編集され、5つのカテゴライズでインスタレーションされた、ローマ初の実験的『ソーシャル・ムービー』です。 - [高校生のスロー・インフォメーション:Scomodo No.0](https://passione-roma.com/高校生のスロー・インフォメーション:scomodo-no-0/) - なるほど。マニフェスト紙は、ローマの高校生たちの編集によるこの月刊誌、『Scomodo(厄介な、迷惑な、邪魔な、気難しい)』の誕生を、「スロー・フード」ならぬ、「スロー・インフォメーション」と表現した。スピードと軽さとインパクト、玉石混淆でWeb上を濁流となって流れ、巨大な渦になったかと思うと、瞬く間に消え去る無限の情報に、まさに「Webド真ん中世代」にいる高校生の有志たちが「待った」をかけたという現象です。 - [イタリアのテアトロをぶち壊したシモーネ・カレッラ](https://passione-roma.com/イタリアのテアトロをぶち壊したシモーネ・カレ/) - シモーネ・カレッラの芝居をはじめて観たのは2001年、ローマ市営の劇場、テアトロ・インディアで上演された『Peppe er Tosto』でした。これはローマの『ディケンズ』と呼ばれるジョゼッペ・ジョアッキーノ・ベッリのソネットからインスパイアされた芝居で、テアトロと呼ぶにはあまりに大がかりなイベントだった。テアトロ・インディアの敷地全てを街角に見立て、数え切れないほど大勢の役者が縦横無尽に動き回り、あちらこちらで芝居が同時進行するという、度肝を抜かれるダイナミックな演出。今でもその時の光景と、鳥肌が立つような興奮をありありと思い浮かべることができます。 - [ローマ、「オリンピック、ノー・グラッツェ」五つ星運動、ヴィルジニア・ラッジ市長の決断](https://passione-roma.com/ローマ、「オリンピック、ノー・グラッツェ」五/) - ヴィルジニア・ラッジがローマ史上初の女性市長として華々しく就任して、約100日。時間と闇、利権と癒着、虚偽と犯 - [ローマから世界に挑戦する若き地理学者 :ジュゼッペ・マリア・バッティスティ](https://passione-roma.com/ローマから世界に挑戦する若き地理学者-:ジュゼ/) - 彼がヒップホップのDJとして活躍していることは以前から知っていましたが、まさかローマの郊外をこれほど丹念に研究し、精密に分析する地理学者に成長していた、とはまったく想像していませんでした。 - [ローマに新風、女性の市長 ヴィルジニア・ラッジ](https://passione-roma.com/ローマに新風、女性の市長ヴィルジニア・ラッジ/) - イタリアの首都であるローマの決選投票で、市の相談役の経験があるとはいえ、無名の弁護士、ヴィルジニア・ラッジが、PD候補者ロベルト・ジャケッティ32.03%に対し、67.17%という記録的大差の勝利。ローマ市では初めての女性、さらに37歳と最年少の市長が生まれることになりました。 - [集積から空へ:大きく変容するローマの画家 サルヴァトーレ・プルヴィレンティ](https://passione-roma.com/集積から空へ:大きく変容するローマの画家-サル/) - ここ数年、制作を停止、沈黙していたサルヴァトーレ・プルヴィレンティの展覧会が、久しぶりにbibliotheで開かれ、展示された作品を観た途端にあっと驚いた。魔術的な色彩が踊るプルヴィレンティ・スタイルからは想像できない、『空』をも感じさせる『墨絵』が壁の一面を覆っていたからです。 - [ようこそ、宇宙へ。深淵かつおおらか、これぞローマの書店 Libreria A. ロトンディ](https://passione-roma.com/ようこそ、宇宙へ。深淵かつおおらか、これぞロ/) - 信念と愛情を持って集められた本が並ぶ書店が、わたしは大好きです。選び抜かれた古書、あるいは専門書を扱うちいさい - [ローマの骨董修復のマエストロ: マウリツィオ・ボナミーチ](https://passione-roma.com/修復のマエストロ-maurizio-bonamici/) - わたしがやってきた頃のローマの街角には、アルティジャーニ(アルチザン)と呼ばれる、昔ながらの骨董の修復工房、鍛 - [音楽シーンを劇的に変えた、ローマ、ピニェートの音楽革命: ファンフッラ](https://passione-roma.com/音楽シーンを劇的に変えた、ローマ、ピニェート/) - 前々から、インタビューしたいと思っていたMan(マヌー)にようやくじっくりと話を聞くチャンスに恵まれました。十 - [ベルリン映画祭金熊賞「映画」海は燃えている: Fuocoammare](https://passione-roma.com/ベルリン映画祭金熊賞「映画」海は燃えている-fuocoamma/) - Sacro GRA 『ローマ環状線、めぐりゆく人生』で、2013年のヴェネチア映画祭、金獅子賞を獲得したジャン - [ローマ郊外にグラフィティで光を取り戻すアートゲリラ:カルロ・ゴーリ](https://passione-roma.com/ローマ郊外にグラフィティで光を取り戻すアート/) - 80年代ニューヨークのカウンターカルチャーとしてはじまり、今や世界じゅうに広がった「ストリートアート」、あるい - [ローマ・テルミニ駅の24番ホーム地下から発信: TerminiTV](https://passione-roma.com/ローマ・テルミニ駅の24番ホーム地下から発信:-terminit/) - 「知ってるかい? 誰もがこのイタリアの鉄道の中枢、「ローマ・テルミニ」をターミナル、「終着駅」、つまり終着地点 - [『鉛の時代』:「秘密結社ロッジャP2」グランドマスター、リーチオ・ジェッリ](https://passione-roma.com/『鉛の時代』「秘密結社ロッジャp2」グランドマ/) - 『鉛の時代』の黒幕と言われるフリーメーソン系『秘密結社、ロッジャ(ロッジ)P2』については、詳細を知り尽くして - [旅するマルチメディア作家 フィリッポ・カルリ](https://passione-roma.com/旅するマルチ映像作家-filippo-carli/) - すごい、と感心するような逸話がさまざまある人物ですが、書き始めるとかなり長くなりそうなので、また別の機会にこっ - [人が暮らす現代美術館: Metropoliz、あるいはMAAM](https://passione-roma.com/人が暮らす現代美術館-metropoliz/) - ローマで「現代美術館は?」と聞かれて、すぐに思いつくのはフラミニオ地区のMAXXI、そしてテスタッチョ地区のM - [踊るジプシーと、作家ヴァニア・マンチーニ](https://passione-roma.com/踊るジプシーを書くvania-mancini/) - ジプシーの人々ーここでは、そもそもの彼らの民族の名『ロム(Rom)』と呼ぶことにします。『盗み』『物乞い』とい - [永遠のピエール・パオロ・パソリーニ](https://passione-roma.com/永遠のピエール・パオロ・パソリーニ/) - 日本では、もはやマニア、あるいは研究者以外には、あまり語られることのないピエール・パオロ・パソリーニですが、イ - [PARIS](https://passione-roma.com/paris/) - 今朝、エレベーターで一緒になった階下に住むイタリア人紳士は「悲しい、恐ろしいことだ。しかしこれは欧米がやってき - [芸術家ディエゴ・マッツォーニとフラミニオで](https://passione-roma.com/diego-mazzoniと歩く-Ⅰ/) - 街を散歩するにはちょうど気持ちよい季節。画家、そしてミュージシャンでもあるディエゴ・マッツォーニと一緒にフラミ - [Leaと行くヴェネチア・ビエンナーレ](https://passione-roma.com/leaと行くヴェネチア・ビエンナーレ/) - 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前述のようにグイド・ロレンツォンの告白を巡る捜査は末端に追いやられ、『フォンターナ広場爆発事件』の直後、ミラノ - [『鉛の時代』激動がはじまる時 P.Fontana Ⅰ ](https://passione-roma.com/フォンターナ広場の虐殺-Ⅰ/) - そののち、15年もの長期間に渡って続く『鉛の時代』と呼ばれる、イタリアの悲劇の時代は、ミラノの『フォンターナ広 - [『鉛の時代』年表 Cronologia:rif](https://passione-roma.com/『鉛の時代』cronologia/) - イタリアの『鉛の時代』全体の流れを大きく俯瞰するために、欧州の共産勢力を水際で堰き止めるために構築された『グラ - [ユダヤのペテン師 Alessandro Piperno](https://passione-roma.com/ユダヤのペテン師-alessandro-piperno/) - その若さにも関わらず、イタリア現代文学、そして映画について、これほど繊細なアンテナ、審美眼を持ち合わせる人物を - [生命を踊る Maddalena Gana](https://passione-roma.com/生命を踊る maddalena-gana/) - はにかむような柔和な微笑みからはまったく想像できない、時にハッと観客に固唾を呑ませるほど、ほとばしる官能。『舞 - [G.KawamuraとPignetoにて](https://passione-roma.com/ピニェートにて-gun-kawamura/) - Pignetoーピニェート、といえば、ここ数年の間に一気に勢いづくローマのインディな音楽シーンのセンターとして - [『鉛の時代』ローマ'70を変えたニコリーニ](https://passione-roma.com/ラマンダ氏、ニコリーニを語る-Ⅰ/) - その後のローマのアンダーグラウンド文化を、ある意味決定づけた Estate RomanaについてG・ラバンダ氏に語っていただいた。 - [Sacro Gra Ⅲ 批評: rif.](https://passione-roma.com/sacro-gra-Ⅲ 批評(参考)/) - ローマは、古代建築物から、中世、ルネサンス、バロック、ファシズムと、すべての時代の建築を同時に観ることのできる - [Sacro Gra Ⅱ 映画ができるまで](https://passione-roma.com/sacro-gra- 映画ができるまで/) - 「Sacro Gra」には、内部に巣くい、何十年もかけて育った棕櫚の樹を、一気に食い尽くしてしまう昆虫、Pun - [Sacro Gra Ⅰ 聖なるローマ環状線](https://passione-roma.com/sacro-gra-聖なるローマ環状線/) - 2013年のヴェネチア、ビエンナーレで金獅子賞を獲得した、「Sacro Gra」。詩的で、映像コンセプトも登場 - [占拠が終わるとき](https://passione-roma.com/占拠が終わるとき/) - 2014年は、カウンターカルチャー支持者にとって、あまり嬉しくないニュースが続いたことを記憶にとどめておかなけ - [100% テアトロ・ヴァッレ](https://passione-roma.com/テアトロ・ヴァッレ フル回転/) - 占拠ちゅうのヴァッレ劇場では、毎日さまざまな演目、カンファレンス、ワークショップ、コンサートが行われ、Yout - [Public Space:公共の空間を占拠するという意思表示](https://passione-roma.com/52/) - 突然ですが、いきなりOccupazione=占拠の話題からはじめます。われわれ日本人にとって『占拠』は、という - [小説「パッショーネ」Passione](https://passione-roma.com/小説「パッショーネ」passione/) - そもそもpassione-roma.comをはじめるきっかけとなった小説『パッショーネ』が、Kindle、iBooksで発売されました。この小説はローマの街角で起こった実際の事件をヒントに、架空の人物、状況を設定し、再構築したミステリー・フィクションです。一章の半分をこのサイトで公開させていただくことにしました。 - [短編 「ローマン・アラベスク」Roman arabesque](https://passione-roma.com/短編-「ローマン・アラベスク」roman-arabesque/) - ローマの遺跡の風景にそこはかと漂う『魔法』の匂いを拾って、ロマン派風の『短編』にしてみることにしました。まったくのフィクションでお届けします。 ## 固定ページ - 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