Category Archives: Anni di piombo

『鉛の時代』ロッジャP2 Licio Gelli

『鉛の時代』の黒幕と言われるフリーメーソンの秘密結社、ロッジャ(ロッジ)P2については、詳細を知り尽くしている方々がたくさんいらっしゃるので、さらっと上澄みを撫でるだけに留めます。2015年12月15日、当時、P2に君臨したLicio Gelli ( リーチオ・ジェッリ)が、96歳という高齢で、トスカーナ・アレッツォの自宅、Villa Wanda(ヴィッラ・ワンダ)で静かに息をひきとり、その死と同時に人々は、忘れがたく解きようのないわだかまりを記憶に甦えらせました(写真はLicio Gelli コリエレ・デッラ・セーラ紙より)。 Continue reading

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永遠のP.P.パソリーニ

日本では、もはやマニア、あるいは研究者以外には、あまり語られることのないピエール・パオロ・パソリーニですが、イタリアにおけるここ数年の、特に若い人々の間でのパソリーニ人気の高まりには目を見張るものがあります。今年2015年、彼がオースティアの沿岸、水上機停泊地で惨殺されて40年を迎えた11月2日の命日、ローマはもちろんイタリア各地でパソリーニ関連のイベントが開かれ、新聞、TVのマスメディアも大きく特集を組みました。 Continue reading

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米国最悪の冤罪事件と『鉛の時代』

ご承知の通り、イタリアも日本と同様、第二次世界大戦の敗戦国です。しかし同じ敗戦国であっても、世界でも10本の指に入る武器産出国であったり、NATOの一員であったりと諸々の状況は大きく異なる。もちろんイタリアはEU連合の一国ですから地政学的な相違が大きいのですが、米伊の関係に関しては、1800年代後半からのイタリア移民に端を発する両国の愛憎が影響しているように思います。(絵 Ben Shahn : Vanzetti e Sacco) Continue reading

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ジャーナリスト 受難

現在のイタリアのジャーナリズムには、禁忌となるテーマが、ほぼ、存在しないのではないか、という印象を持っています。闇のなかに埋もれ語られずにいた『不都合な真実』に光をあて、徹底的に暴き尽くし分析する、なかなか気骨のあるジャーナリストがイタリアには多くいて、国じゅうが大騒ぎになることも少なくありません。 Continue reading

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