Category Archives: Società

高校生のスロー・インフォメーション:Scomodo No.0

なるほど。マニフェスト紙は、ローマの高校生たちの編集によるこの月刊誌、『Scomodo(厄介な、迷惑な、邪魔な、気難しい)』を、「スロー・フード」ならぬ、「スロー・インフォメーション」と表現している。スピードと軽さとインパクト、玉石混淆でWeb上を濁流となって流れ、巨大な渦になったかと思うと、瞬く間に消え去る無限の情報に、まさに「Webド真ん中世代」にいる高校生の有志たちが「待った」をかけたという現象です。超人気アンチグローバルFumettista(フメッティスタ:コミック作家)、ZeroCalcare(ゼロカルカーレ)デザインの表紙で、No.0がいよいよ登場しました。

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ローマ・オリンピック・五つ星

ヴィルジニア・ラッジがローマ史上初の女性市長として華々しく就任して、約100日。時間と闇、利権と癒着、虚偽と犯罪とゴミに覆われた、ローマという都市を正常に機能させる行政システムを構築するには、確かにかなりの荒業が必要とは想像していました。それでも飛ぶ鳥を落とす勢いの五つ星運動ーM5sの新星、ヴィルジニア・ラッジ率いるローマ市政が、こんなに早い時期に、収拾のつかない混乱状態に陥るとは想像しなかった。 Continue reading

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ローマに女性の市長 Virginia Raggi

MoVumento 5 stelle(五つ星運動)が、今回のイタリア統一地方選挙でこれほどの躍進を遂げ、現政権であるPD(民主党)が惨敗するとは、正直、思っていませんでした。まず、19日に行われたローマの決選投票では、市の相談役の経験があるとはいえ、まったく無名の弁護士、ヴィルジニア・ラッジが、PD候補者ロベルト・ジャケッティ32.03%に対し、67.17%という記録的大差の勝利。ローマ市では史上初めての女性、さらに37歳という最年少の市長が生まれることになった。

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海は燃えている: Fuocoammare

Sacro GRA 『ローマ環状線、めぐりゆく人生』で、2013年のヴェネチア映画祭、金獅子賞を獲得したジャンフランコ・ロージ監督が、2016年2月、『Fuocoammare : Fire at sea (海は燃えている)』でベルリン映画祭の金熊賞をも獲得。アフリカ、中東からの難民の人々の欧州への架け橋のひとつとなっている地中海の孤島、ランペドゥーサの『現実』を追ったこのドキュメンタリーは、並外れて胸に響く作品と絶賛され、ローマでも多くの感嘆の声が上がっています。 Continue reading

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24番ホーム地下 TerminiTV

「知ってるかい? 誰もがこのイタリアの鉄道の中枢、『ローマ・テルミニ』をターミナル、『終着駅』、つまり終着地点を意味する命名だと勘違いしているけれど、それは間違いなんだ。 テルメ・ディ・ディオクレツィアーノの近くだから『テルミニ』という名がついたんだよ。ここは古代ローマ時代、テルマエ(ラテン語)、つまり温泉地域だったんだからね」 マルチメディアスタジオ、テルミニTVのFrancesco Conteは開口一番にそう念を押しました。 Continue reading

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ソーシャルアートゲリラ Carlo Gori

80年代ニューヨークのカウンターカルチャーとしてはじまり、今や世界じゅうに広がった『ストリートアート』、あるいは『グラフィティ』と呼ばれるアートムーブメントは、ここローマ、特に郊外では、まったく普通の街角の風景となっています。どこに行けばどんなグラフィティが観れるか、市がマップを作って新たな観光名所としてプロモーションする、という状況でもあり、ローマには『欧州のストリートアートのセンター』になる、という壮大な野望もあるようです。

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人が暮らす現代美術館: Metropoliz

ローマで『現代美術館は?』と言われて、すぐに思いつくのはフラミニオ地区のMAXXI、そしてテスタッチョ地区のMACROというところですが、実はもうひとつ、プレネスティーナ通り913番地に、土曜日だけ公開されるMAAMーMetropoliz(メトロポリツ)という巨大アートスペースがこっそり存在していることは、一般にはあまり知られていません。しかもそのスペースには、250人余りの人々がアート作品と共生しているのです。 Continue reading

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踊るジプシーと作家Vania Mancini

ジプシーの人々ーここでは、そもそもの彼らの民族の名『ロム(Rom)』と呼ぶことにします。『盗み』『物乞い』というネガティブイメージがあまりに根強く、社会から顧みられることのないロムの人々、子供たちが、これ以上社会から排斥されないよう、地域の学校と協力、ロムと社会の間に接点を見出す活動に 20年近く関わり、 彼らと交流しながらその状況を書き続ける作家ヴァニア・マンチーニに、さまざまな話を聞いてみました。

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芸術家Diego Mazzoniとフラミニオで

街を散歩するにはちょうど気持ちよい季節。画家、そしてミュージシャンでもあるDiego Mazzoniと一緒にフラミニオ地区を歩いてみました。というのも彼に会うたび、その繊細で、ちょっとマジカルな視点に、なるほど、このようにローマに接するともっと多くのことが見えてくる、とおおいに学ぶことがあるからです。また、子供のころ、『鉛の時代』をライブに過ごした彼の記憶から、街角に充満していたその時代の空気を、多少とはいえ、窺い知ることもできました。 Continue reading

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サピエンツァの大学生 Giulia Lisari

ここしばらく、アンダーグラウンド・ワールドの、どちらかというとコアな人物へのインタビューが続いたので、若いお嬢さんともお話ししてみよう、と最近知り合った大学生にインタビューをリクエスト。今年の9月から大学生になったばかりのジュリアに、ローマの若い世代は毎日どんなことを思いながら過ごしているか、日常を尋ねてみました。 Continue reading

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